2023年9月から全員喫食での中学校給食を目指して工事が進められている調理施設「市食の創造館増築棟」を巡り、海老名市は25日、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響で一部部品の調達が遅れ、工期が6カ月間延びると発表した。市内全6校の給食開始時期も遅れ、24年4月から実施となる。
市によると、世界的な半導体不足などにより、工事で必要なインバーター(電力変換器)や鉄骨柱などの納期が遅れる見込みという。
一方、増築棟の西側にある小学校給食を作る「食の創造館」には中学校1校分の給食を作る余力があることから市は今後、増築棟が完成するまでの間、日ごとに違う中学校に給食を提供できないか検討するという。