元気あふれる力作4815点 県児童生徒書道展 小・中の部開幕

子どもたちが力強い筆致で書き上げた作品が並ぶ会場

 第68回岡山県児童生徒書道展(山陽新聞社主催、県教委共催)の小・中学校の部が26日、岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。初日から家族連れらが訪れ、子どもたちの元気あふれる力作に見入っていた。29日まで。

 出品総数3万2674点から選ばれた、山陽新聞社長賞、県教育長賞など上位6賞の推薦54点と、特選4761点の計4815点を展示。「しろ」(小学1年)「石がき」(同3年)「平和の実現」(中学2年)など、学年ごとの課題を堂々とした筆致で書き上げた作品が並ぶ。

 訪れた人は、作品に顔を近づけて熱心に鑑賞。自作の前で家族と記念撮影する子どももいた。特選に入った岡山市立竜之口小6年の女児(12)は「上位作は漢字は大きく、平仮名は小さく書いていてバランスが良い。上手な人の作品を研究して、次は推薦を目指したい」と話した。

 午前10時~午後6時(最終日は同5時)。入場無料。

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