任期満了に伴う香川県知事選は28日投票、即日開票される。立候補しているのは、共産党県委員長の中谷浩一氏（61）＝共産推薦＝と、元国土交通省道路局長の池田豊人氏（61）＝自民、立民、公明、国民推薦＝の無所属新人2人。17日間の舌戦に有権者の審判が下る。
歯止めがかからない人口減少への対策や新型コロナウイルス禍で疲弊した地域経済の活性化などを争点に選挙戦を展開。2018年の前回、29.34％と過去最低を更新した投票率の向上も課題となっている。
中谷氏は現県政は国の言いなりと批判し、サンポート高松（高松市）などの大型開発から県民の暮らし優先への転換を訴え。給食費無償化や高校卒業までの医療費無料化を強調する。
池田氏は「人生100年時代のフロンティア県」を掲げ、地域資源を生かした経済、観光振興を主張。新幹線延伸の早期実現や空港、港湾の充実、企業誘致や起業支援などを掲げる。
投票は県内427カ所で、島しょ部や山間部などを除いて午前7時から午後8時に行われ、17市町ごとに開票される。有権者数（18日現在）は80万8279人（男38万6907人、女42万1372人）。
