倉敷市美観地区一帯を華やかに彩る「第40回ハートランド倉敷」(岡山県、市、山陽新聞社などの実行委主催)の会期は28日まで。最終盤の26日も多くの観光客らが夏夜に広がる幽玄の世界を楽しんだ。
倉敷川沿いは柳並木をライトアップし、市花・藤を描いたあんどんを点灯。倉敷アイビースクエアは児島地区特産のジーンズをイメージした照明で池などを照らし、地域の魅力をアピールした。
観光案内所・倉敷館には「倉敷の四季」をテーマにプロジェクションマッピングが投影され、倉敷物語館では紙製の照明作品「希莉光(きりこ)あかり」などが幻想空間を演出している。
友人3人で訪れた堺市の大学2年生(20)は「柳並木が淡い光に照らされ良い雰囲気。白壁の町並みも奇麗」と話した。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。時期をゴールデンウイークから延期し、初めて夏に開いた。