美観地区の夜 華やかな光彩る 「ハートランド倉敷」28日まで

「倉敷の四季」をイメージしたプロジェクションマッピングが投影された倉敷館=26日午後7時36分

 倉敷市美観地区一帯を華やかに彩る「第40回ハートランド倉敷」(岡山県、市、山陽新聞社などの実行委主催)の会期は28日まで。最終盤の26日も多くの観光客らが夏夜に広がる幽玄の世界を楽しんだ。

 倉敷川沿いは柳並木をライトアップし、市花・藤を描いたあんどんを点灯。倉敷アイビースクエアは児島地区特産のジーンズをイメージした照明で池などを照らし、地域の魅力をアピールした。

 観光案内所・倉敷館には「倉敷の四季」をテーマにプロジェクションマッピングが投影され、倉敷物語館では紙製の照明作品「希莉光(きりこ)あかり」などが幻想空間を演出している。

 友人3人で訪れた堺市の大学2年生(20)は「柳並木が淡い光に照らされ良い雰囲気。白壁の町並みも奇麗」と話した。

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。時期をゴールデンウイークから延期し、初めて夏に開いた。

柔らかな光で照らし出された倉敷川沿いの柳並木=26日午後7時27分

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