元Vリーガーが小学生を指導 「長崎バレーボールフェスタ」

アタックとレシーブの基礎を教える松崎さん(サントリー、中央)=雲仙市小浜体育館

 長崎県出身の元Vリーガーと子どもたちが交流する「長崎バレーボールフェスタ2022」が25日、雲仙市小浜体育館で行われ、約280人の小学生が楽しみながらパスやスパイクなどの基礎技術を学んだ。
 同市バレーボール協会などでつくる実行委主催。日本のトップレベルを経験してきた地元の先輩たちとの触れ合いを通じて、バレーボールの魅力を知ってもらおうと開いており、今年で16回目。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった今回は、大村工高出身の松崎廣光さん(サントリー)、佐世保南高出身の重村健太さん(名古屋)が講師を務めた。
 子どもたちはジョギングやストレッチで体をほぐした後、パスやアタックの基本を練習。松崎さんが「オーバーハンドパスは手首、肘、肩、膝、足首の力をボールに伝えて」「アタックは左手で捉え、右手はしっかりミートさせて」と丁寧に教えた。元Vリーガー2人がアタックとレシーブを繰り返して、徐々に強打になっていくと、参加者からは驚きの声が上がっていた。
 三城男子バレーボールクラブの土井颯太君(12)は「どの動きにも意味があり意識してプレーすることを学んだ。週末にある大会で生かして優勝したい」と充実した表情を見せた。
 27日からの栃木国体九州ブロック大会に臨む成年男子、少年男子チームによるエキシビションマッチも行われた。


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