国際協力理解深める 寿太郎侯顕彰し弁論大会

小村寿太郎侯顕彰弁論大会で意見を発表する高校生

 高校生が国際協力などについて理解を深める第41回小村寿太郎侯顕彰弁論大会(県奨学会主催)は22日、日南市飫肥の小村寿太郎記念館であり、10人が発表した。感染防止策として一般客を入れずに実施。生徒たちは持続可能な開発目標(SDGs)などについて堂々と主張した。表彰式は10月を予定している。
 弁論のテーマはSDGsに関することや、今の国際情勢の中で国連に求められるもの、国連が取り組むべき人権分野―の三つ。生徒たちは一つを選択し、制限時間6分以内に感情を込めながら訴えかけた。
 日南学園高2年の別宮愛さん(16)は「家での音読練習や先生の指導のおかげでいい発表ができた」、妻高2年の吉野皓翔さん(16)は「緊張したが、自分の中で問題意識として捉えていたことを伝えることができた」と話していた。
 今後、最優秀賞、優秀賞、宮崎日英協会会長賞を決定。最優秀、優秀賞受賞者は海外に派遣される予定。

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