島原鉄道の遊び心満載“赤ペン” 「消せる赤字から消し、黒字目指す」

島原鉄道の赤字フリクションペン

 赤字が続く島原鉄道(長崎県島原市)は、芯の太さ0.38ミリの繊細な線幅で“超極細な経営状況”を表現した、遊び心満載の赤ペンを発売している。その名も「赤字フリクションペン」。好評だった「赤字ペン」に続く第2弾。
 一見3色ペンに見えるが、芯の太さも色も全て同じ。書いた赤字はこすると消える。永井和久社長の「消せる赤字から消し、黒字を目指す」との思いを、銚子電鉄の「まずい棒」を仕掛けた企画者が形にした。同社オンラインショップなどで23日から販売中。
 1本800円。同社鉄道事業の売り上げは、新型コロナ禍前と比べ2割減という。担当者は「赤字を消せるのがポイント。商品をきっかけに、島鉄をより知ってもらい乗りにも来てほしい」と黒字化にも期待。 

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