バスケW杯「みんなで盛り上げるぞ!」 元キングス選手のトーク、バスケクリニックも 沖縄市で開催1年前イベント

 【沖縄】2023年8月25日に開幕する「FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)」の機運を高めようと、沖縄市のコザ・ミュージックタウン音楽広場で27日、1年前イベントが開催された。桑江朝千夫市長は「うれしく、待ち遠しく思うとともに、市民の誇りを醸成し、沖縄市の飛躍につながる」とあいさつした。

 桑江市長のほか、日本バスケットボール協会の浜武恭生事務総長、沖縄市議会の瑞慶山良一郎副議長があいさつした。その後、子どもたち5人が「とてもわくわくする。みんなで盛り上げるぞー」と宣言した。インドネシア舞踊や園田こども会のエイサーも披露された。

 琉球ゴールデンキングスの元選手の与那嶺翼さんと澤岻安史さん、山城吉超さんのトークショーも開かれた。与那嶺さんは「各国でスタイルの違いがある。日本人がどう大きい選手と戦うのかを見てほしい」と見どころを話した。澤岻さんは「プロになって個性をどれだけ表現できるかが大事になった」と述べた。山城さんは「前回のワールドカップを見直して好きな選手を探してほしい」と語った。

 与那嶺さんがバスケットボールクリニックを開いたほか、子どもたちがドリブルやシュートなどの技術を競い、部門別上位3人にワールドカップのチケットが贈られた。

(古川峻)

© 株式会社琉球新報社