宮城県の病院再編構想 障害者団体が村井知事に移転反対を要望

宮城県が進める仙台医療圏の4つの病院の統合・再編計画について、障害者らでつくる団体が村井知事に対し移転反対を要望しました。

県が進める再編構想は、名取市にある県立精神医療センターと仙台市青葉区の東北労災病院を経営主体を残したまま富谷市へ、名取市の県立がんセンターと仙台市太白区の仙台赤十字病院は統合し名取市へ移転する計画です。

29日、障害者とその家族、支援者でつくるみやぎアピール大行動実行委員会が県庁を訪れ、病院の現地存続を求める要望書を村井知事に手渡しました。

障碍者支援団体の責任者「この度、精神医療センターが名取市から富谷市に移転するのではないかという話題が、精神障害の方に動揺と不安を及ぼしている状況です。この移転問題につきましてはどうかお考え直しいただきたい」

一方、県は9月11日に医療構想セミナーを開き、再編の必要性を説明するとしています。定員は150人で申し込みは先着順です。

© 株式会社東日本放送