【解熱鎮痛薬】日本医師会が増産要請

【2022.08.29配信】日本医師会は8月25日付けで、製薬業界に対し、引き続き増産に努めてもらうことを要望する文書を発出した。アセトアミノフェン製剤及びその他の解熱鎮痛剤(イブプロフェン製剤やロキソプロフェン製剤等)の不足が生じている医療現場から日本医師会に対して、患者への適切な薬物治療に支障を来しているとの会員からの悲痛な訴えが寄せられているとした。

日本医師会は8月25日付けで、日本製薬団体連合会会長並びに日本製薬工業協会会長及び日本ジェネリック製薬協会会長宛に、「解熱鎮痛剤の安定供給に向けた取り組みについて」を発出した。

新型コロナウイルス感染症患者の増加によって解熱鎮痛剤の需要が高まり、アセトアミノフェン製剤及びその他の解熱鎮痛剤(イブプロフェン製剤やロキソプロフェン製剤等)の不足が生じていることが背景。
医療現場からの声を重く受け止め、関係会員各社に引き続き増産に努めていただくよう、強く要望したとする。
増産と、医薬品の安定供給に向けた取り組みについての対応を求めた。

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