福井県の小中学校で夏休み明けの授業スタート こんがり肌にマスク姿、友達と再会し笑顔満開

添削された夏休みの宿題を見直す児童=8月29日、福井県の福井市東安居小学校

 2学期制を採用している福井県内の公立小中学校などで8月29日、夏休み明けの授業が始まった。真っ黒に日焼けした子どもたちは、マスク越しにうれしそうな笑顔を見せ、級友らと再会した。

 29日に授業を再開したのは2学期制の福井市、あわら市、敦賀市と、3学期制の美浜町の公立小中。多くの県立学校も再開した。

 福井市東安居小学校では青空の下、児童約280人が登校。北和幸校長は朝礼で「エネルギーを充電できたかな。勉強も遊びも一生懸命に取り組んで」と伝えた。各教室に戻ると、夏休み終盤の登校日に提出し、添削された宿題が返却された。1年生のクラスでは「徳島県へ行ったよ」「プールで遊んだ」などと思い出を発表した。

⇒学校祭準備で集団感染…広がる警戒感

 3学期制の多くの公立小中は8月30日または9月1日に始業式が行われる。新型コロナウイルスの流行「第7波」が続く中、各校は感染対策を取りながら授業や行事の準備を進める。

© 株式会社福井新聞社