「遺留捜査」最終章に高橋英樹がゲスト出演。上川隆也は初共演に感激

高橋英樹が、テレビ朝日系連続ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8:00)の最終章となる、9月8日放送・第9話と15日放送・最終話にゲスト出演することが分かった。

ドラマは、2011年に第1シーズンがスタートした人気シリーズの最新作。事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁し、事件そのものを解決するだけでなく、遺族の心情をも救う優しさと、超マイペースで空気を読まない不思議キャラで、視聴者をとりこにしてきた京都府警捜査一課特別捜査対策室の刑事・糸村聡(上川隆也)の活躍を映し出す。

最終章では、糸村とバディを組む神崎莉緒(栗山千明)の後輩で、京都府警組織犯罪対策二課の刑事・氷室翔太(崎山つばさ)が殺害された事件が描かれる。ダークウェブサイトの組織・土竜を追いつつ、過去のある事件の捜査資料を探っていたという氷室。糸村は氷室が所持していた、金のチェーンが気にかかるも、それがなんなのか見当もつかないでいた。

高橋が演じるのは、その捜査の途中で浮かび上がってきた病院長・物部泰弘。大病院を束ねる要職にありながら、患者にも優しく接する人格者だが、時折険しい顔を見せる底知れないところもあり、物語の鍵を握る最重要人物となっている。

意外にも今回が「木曜ミステリー」枠のドラマ初登場となる高橋は「“やっと来ましたか!”と思いました(笑)。ぜひ、出演をと思い、“何とかお役に立てれば!”と一生懸命演じました」とコメント。

また、上川とはバラエティー番組のスタジオで一緒になったことはあるものの、ドラマでは今回が初共演。その印象については、「前々から、彼の活躍を拝見しておりました。長いセリフをスラスラとしっかり覚えて、スッと演じ切る。すごい役者です!」と称賛。

一方の上川も「高橋さんご出演の一報を伺った時は、正直耳を疑いました。これまでも思いがけない方や予想だにしていなかった方々をゲストにお迎えしてきましたが、そういった前例をも越えたお名前だったものですから」と驚きつつ、「演じていただく役柄と照らし合わせた時、『高橋さんがなさったなら、どれだけ面白くなるのだろう』とさまざまに思いを巡らせましたが、実際現場に臨まれた高橋さんのたたずまいは、僕ごときの妄想をはるかに超えて、重厚な存在感の陰に憂いを隠した、繊細な物部泰弘氏を創出してくださいました」とその演技を目の当たりにし、感銘を受けたことを明かした。

高橋は最終章に関して、「どんでん、どんでんの犯人探しも面白い! ストーリーも楽しく、私も初体験の役どころです! 十分にお楽しみになってください!」と、自身が演じた役どころも含め、見どころをアピール。

上川も「最終2話も、シーズン7のスタートと同様上・下編でお届けいたします。いつもながらの『遺留捜査』として描きながらも、より複雑に絡まる因果関係が徐々にひもとかれていく『ミステリーの醍醐味(だいごみ)』を一際味わっていただけると思います。どうぞお楽しみに」と、力強いメッセージを寄せている。

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