学校、地域の連携模索 高原町 課題解決へ意見交換

高原町の課題などについて意見を出し合う参加者

 地域と学校の連携や協働を推進しようと、高原町教委は25日、町総合保健福祉センター「ほほえみ館」で住民によるワークショップを開いた。区長や中学生、保護者らに加え、町商工会などの団体から約50人が参加。地域と学校がより連携を深め、町の課題解決に向けた方策などを模索する。
 これまで地域と学校の関わりは、登下校の見守りなど、地域から学校への一方向の支援が中心だった。より関わりを深めて子どもたちの力も地域に生かす双方向の関係を構築しようと開催した。
 参加者は6、7人のグループに分かれ、町の課題について「文化的な取り組みが少ない」「働きたい職場や遊ぶ場所が少ない」などを指摘。複数のグループが子どもと地域の交流の場を提案したほか、時代に合った「新たなつながり」が必要とする意見も出た。
 町教委によると、今年中に2回目を開催。課題解決や連携の方法などを議論し、今後の取り組みに生かす。

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