新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は30日、新たに60~90代の男女7人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女3179人の感染が確認されたと発表した。重症1人、中等症6人、軽症3157人、無症状15人。
市によると、亡くなった7人のうち、5人がクラスター(感染者集団)が発生していた市内施設の入院患者や入居者。
このうち、2人が同じ保土ケ谷区の病院に入院していた。
同区の60代男性は4日に陽性が判明、17日に肺炎で亡くなった。
80代男性は、家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。
磯子区の病院に入院していた南区の70代男性は4日に陽性が判明、12日に多臓器不全で亡くなった。このクラスターによる死者は2人目。
特別養護老人ホームに入居していた保土ケ谷区の90代女性は15日に陽性が判明、20日に新型コロナで亡くなった。このクラスターによる死者は4人目。
旭区の病院に入院していた80代女性は、家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。このクラスターによる死者は5人目。
南区の80代女性は10日に陽性が判明、18日に市内の病院に入院、28日に新型コロナで亡くなった。
90代男性は、家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。
新規感染者の年代別は20代が460人で最多。50代443人、40代437人、10歳未満414人、30代401人、10代313人、60代246人、70代213人、80代171人、90代80人、100歳以上1人の順だった。
市内の新規クラスターは6件。有料老人ホーム3施設や泉区の病院などで5~12人の感染がそれぞれ確認され、市がクラスターと認定した。