猛烈な台風11号は、大東島地方の西にあり、西南西に進んでいる。沖縄は台風の影響で海上を中心に非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなっている。うねりを伴った高波に厳重に警戒すると共に、暴風にも警戒が必要だ。また、奄美でも、うねりを伴った高波に警戒が必要となる。

　猛烈な台風11号は、31日（水）午前10時には南大東島の西約110キロにあり、1時間におよそ25キロの速さで西南西へ進んでいる。中心の気圧は920ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。台風は今後、発達しながら南西へ進み、9月2日（金）は沖縄の南で動きがゆっくりとなるが、4日（日）にかけては北上し沖縄に近づく見込み。

暴風・高波

　大東島地方は、台風の影響で非常に強い風が吹き、猛烈なしけとなっている。9月1日（木）にかけて沖縄を中心に非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込み。沖縄では、うねりを伴った高波に厳重に警戒すると共に、暴風にも警戒が必要だ。奄美でも、9月1日（木）にかけて、うねりを伴った高波に警戒が必要となる。
　なお、沖縄を中心に4日（日）ごろにかけて、大荒れとなり、海上では猛烈なしけや大しけとなるおそれがある。

雷・突風

　台風本体や周辺の発達した雨雲により、大東島地方では31日（水）昼前にかけて、雷を伴った激しい雨が降る見込み。台風の進路によっては、沖縄は9月1日（木）にかけて、雷を伴った激しい雨が降るおそれがある。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

高潮

　沖縄地方は、台風の影響で31日（水）は潮位が高くなる所がある見込み。高潮に注意が必要だ。