国内最大級の台湾カルチャーフェスティバル『TAIWAN PLUS 2022 台湾吉日』、9月17日(土)、18日(土)東京上野恩賜公園・噴水広場にて3年ぶり3回目の開催決定!

▲デザイン:方序中(Joe Fang)

最新の台湾カルチャーを発信するフェスティバル、『TAIWAN PLUS(タイワンプラス)』が9月17日(土)、18日(土)に東京上野恩賜公園・噴水広場にて開催される。 本イベントは、中華文化総会が国際交流の一環として2018年に初開催し、翌年には2日間で8万人の賑わいを見せていたが、2020年以降は新型コロナウイルスの影響で開催を見合わせていた。近年、コロナ禍でありながらも台湾と日本の友好は益々高まりを見せており、3年ぶり3回目の開催が決定。今回のテーマは「台湾吉日」。日本の暦でも縁起が良いとされる「大安吉日」の発音に似た「台湾吉日」をテーマに、ともに美しい未来に向かっていくことへの祈りを込め、過去最大規模で再始動する。 気軽に海外旅行に行くことが難しい今だからこそ、訪れた気分で楽しめるような、グルメだけではない、デザインやクリエイティブ、音楽など、ちょっとディープな“今の台湾”を五感で味わえる2日間をご用意。 台湾好きの方だけでなく、まだ台湾をよく知らない方にも、台湾を代表するブランドやカルチャー・トレンドを体感してもらい、アフターコロナにおける台湾と日本の新たな交流を目指すという。

『TAIWAN PLUS 2022 台湾吉日』について

東京上野恩賜公園・噴水広場を会場に、マーケットと音楽ライブをメインに構成。ヂェン先生の日常着(天然素材の服)、DAYLILY(漢方)、SIDOLI RADIO 小島裡(ラジオとレコード、カフェ等の複合ショップ)×感傷唱片行(カセットテープ専門店)、TOOLS to LIVEBY 禮拜文房具(ステーショナリー)など過去最多、約60組のブランドなどが出店する。 また、台北出身の写真家・鄭弘敬 teikoukei(テイコウケイ)による、台湾のどこか懐かしい日常のワンシーンを集めたフォトエキシビジョン『台湾来い(恋)(ハート)』、日本で活躍する台湾人クリエイターなどが集結する「上野夜市」ブースも設ける。 両日、無料で行なわれる音楽ライブでは、2022年のフジロックに出演したロックバンド、滅火器 Fire EX.や、台湾原住民(先住民)族アミ族出身の歌手、舒米恩 Suming(スミン)などのバラエティ豊かな実力派アーティスト8組が来日し、夏の終わりに相応しい熱いパフォーマンスを繰り広げる。

▲2019年のイベントの様子

注目企画① 台湾のカルチャーシーンをリードする文創(Culture & Creative)なブランドなど約60組が大集結!

<ヂェン先生の日常着>

デザイナーの鄭惠中(ヂェン・ホェヂョン)は自分の身体が喜ぶ服を作るため洋服の製作を開始した。生地はUVカットや防シワなどの加工を取り入れず、天然素材の綿と麻のみを使用している。染料を毎回違う配合で混ぜ合わせて染めることで、それぞれ違う色になるところも魅力。台北郊外のアトリエにて35年前から今も変わらぬ工程で一枚ずつ丁寧に作られた心地の良い洋服たち。

<DAYLILY>

DAYLILYは、漢方薬局を営む父を持つ台北出身のEriと北海道出身のMoeの2人がはじめた漢方のライフスタイルブランド。台湾に1号店を構え、和漢素材をブレンドした食べるお茶や、和漢由来のシロップ、コスメ、サプリメント、雑貨までを開発・販売している。現在は、東京に3店舗、大阪に2店舗、福岡に1店舗を構えている。台湾では漢方は薬としてだけでなく、食事や養生法、運動、鍼灸、生活態度などを含めた広い概念として捉えられており、健康や美容の「おまもり」として生活に根付いている。

<SIDOLI RADIO 小島裡 × 感傷唱片>

「SIDOLI RADIO 小島裡」は、台北の大稻埕エリアにひっそりと佇む、ラジオとレコード、カフェ、セレクトショップ、ギャラリーなどの複合的な空間を持つショップ。SIDOLIは英語のストーリーという意味があり、人の記憶や思い出、人生のある経験を集めるとも解釈できる。

2016年11月に設立された台湾で唯一のカセットテープ専門店「感傷唱片行」。音楽キュレーターである游璨賓と商業施設『勤美文創』がコラボして作り上げた展覧会での実験型ストアから始まり、2017年には台中で実店舗をオープン。2020年から、カセットテープのリリースを開始。

<TOOLS to LIVEBY 禮拜文房具>

TOOLS to LIVEBYは、台湾のステーショナリー ブランド。台北と高雄にある2つの店舗では見た目の美しさだけでなく、機能性を重視した文具や道具を世界中から厳選して取り揃えている。また、ペーパークリップ、万年筆、はさみなど、オリジナルブランドであるTOOLS to LIVEBYコレクションも展開。

<琅茶 Wolf Tea ウルフティー>

琅茶 Wolf Tea ウルフティーは、阿里山に立脚、台湾茶の繊細さを世界中に届けている。父親の代から二十数年の選茶経験を受け続ぎ、季節の変わり目の最も良い時期に、優れた職人が上質な茶畑から厳選した「單品茶 Single Origin」で作り上げている。「單品茶」ひとつひとつが限定品で同じ物は二つとなく、お茶本来の風味を楽しむことができる。お茶を「シングルオリジナル」の形で提供するのは、まさに味で台湾頂上の風景を眺めるだろう。

<+10・テンモア × JUBILEE>

台湾の靴下ブランド “+10・テンモア”。日本のテキスタイルブランド “JUBILEE”の実験的コラボレーションアイテムを販売。テーマは「オノマトペ研究」。第1言語が異なるわたしたちにとって大事なコミュケーションツールの1つである擬音語・擬態語。わたしが感じることを、あなたはどのように感じ、どう表現するのか。

注目企画②「台湾フリースタイル」をテーマに、実力派8組のアーティストが来日!

<滅火器 Fire EX.>

2000年に結成し、ボーカルの楊大正(Sam)、ギターの鄭宇辰(ORio)、ベースの陳敬元(JC)の高校の同級生と、ドラムの柯光(KG)の4人からなるロックバンド。パンクロックをベースとして、「晚安台灣」「海上的人」「島嶼天光」「長途夜車」「十二月的妳」など、台湾や台湾人のライフスタイルを取り巻く環境を反映した歌詞とメロディで多くの台湾人の心に響かせてきた。結成から20年を超え今や台湾を代表するロックバンドとして君臨しており、「台湾人のための、台湾のバンド」と称されている。

<舒米恩 Suming(スミン)>

台東県東河郷都蘭部落のアミ族出身のシンガーソングライター。台湾芸術大学のグラフィックコミュニケーションアート学科を卒業。バンド「圖騰樂團(Totem)」ではボーカルの他、ギターやリコーダー、アコーディオンを演奏。国内外の数多くの音楽コンクールに参加する一方で、多くの歌手の作詞作曲を手掛ける。また、伝統的な竹細工の職人であり、ダンサーや画家としても知られている。

<黃玠 Dadado Huang>

台湾のシンガーソングライター。客家の血を引く水瓶座、ギターとリコーダーの演奏を得意としている。高校まではクラシック音楽をよく聴き、大学では呉志寧と意気投合し、バンド「929」を結成。自身の感情や世界に対する疑問などをテーマに、色濃い民謡スタイルの曲を作ることが多い。ヒット曲《香格里拉》は夢と葛藤の中で足掻く心情をメロディーに乗せた一曲。近年はシンガーソングライター以外にも、イラストレーターや音楽プロデューサーとしても活躍している。

プロデュース担当について

◉メインビジュアル:

デザイナー・方序中(Joe Fang)が手掛けた「吉」を代表する可愛らしい招き猫。日本文化では、招き猫は右手を上げると財を招き、左手を上げると福を招くというように伝えられているが、今回は招き猫にパイナップル、小籠包、バイク、台湾のお守り、台湾の信号などの台湾要素を織り交ぜている。

◉マーケット:

過去2回同様、台湾のWEBマガジン「初耳 / hatsumimi(URL:https://hatsumimi-mag.com)」が担当。台湾でも人気のカルチャーフェスティバルを数多く開催する「初耳 / hatsumimi」は、「台湾で開催しているイベントをそのまま東京に持ってくる」ことを意識してプロデュースする。今回は、コロナ禍での開催ということもあり、台湾と日本のブランドがコラボレーションするようなブースを増設した。

◉音楽ライブ:

「高雄流行音樂中心 Kaohsiung Music Center」が担当し、「台湾フリースタイル(台灣自由式)」をテーマに、バラエティ豊かな8組のアーティストを選出した。

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