温度、量とも異常なし 赤倉温泉組合が源泉の定期調査 妙高山中腹16カ所で

 妙高市の赤倉温泉組合は冬季を除いて月1回、源泉の調査を行っている。8月は25日に行い、温度、量とも異常がないことを確かめた。

容量90リットルのバケツを利用して調査

 源泉の湧出場所は妙高山中腹の16カ所。標高1600メートルにある升に源泉を集め、延長6キロの配管により、赤倉温泉街に引いている。温度は約50度という。
 宿泊施設など約70軒が使用しており、浴槽でちょうどいい湯加減になる。
 8月25日は組合の役員と職員約10人が登山道を進み、道沿いなどで調査を行った。バケツを利用しながら温度や量を測定した。
 吉田久男組合長(66)は「知っている限り、異常があったことはない。お湯の量は県内一だと思っている。調査を続けていきたい」と話した。
 升での量は1分間に3000リットルという。
 赤倉温泉は1816年に開湯した。

赤倉温泉の源泉

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