藤沢市の次世代移動サービス 支援対象に小田急電鉄を選定

小田急電鉄が運営するマースのアプリ

 藤沢市は31日までに、観光型マース(次世代移動サービス)の開発、運営を支援する事業者として小田急電鉄(東京都)を選定した。同社はマースのアプリ「EMot(エモット)」を展開しており、グループ会社の江ノ島電鉄が運営しているシェアサイクルなども含め、観光型マースを普及促進し、市内観光の周遊性向上につなげる。

 市はマース基盤強化事業として、公募型プロポーザルで支援対象企業を募集。8月5日にプレゼンテーションとヒアリングを実施した。その結果、市内の南北をつなぐ路線を経営し、マースの開発、運営に実績のある小田急電鉄を選定した。市は、関連システムの構築などに係る費用7500万円を助成する。

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