松山ケンイチ、ゴミ山でのセッションを聞き入る 「川っぺりムコリッタ」本編映像

9月16日より劇場公開される、「かもめ食堂」の荻上直子監督最新作「川っぺりムコリッタ」から、墓石販売員・溝口(吉岡秀隆)の息子・溝口洋一(北村光授)とホームレスの男(知久寿焼)が鍵盤ハーモニカとギターで奏でる演奏シーンの本編映像が公開された。

公開された映像では、土手に積み重なった家電や家具のゴミ山で、溝口の息子がホームレスの男と仲良く演奏する様子が切り取られている。その音色に引きつけられた山田(松山ケンイチ)はぼんやりと立ち止まり、2人を見つめる。時折、ホームレスの男が溝口の息子に目を向け、息を合わせながら穏やかなメロディーを奏でる。演奏が終わると、「いい曲だね」と2人に声をかける山田。演奏にあたって泣きながら鍵盤ハーモニカの練習に励んだという北村の、練習の成果が発揮された映像となっている。

「川っぺりムコリッタ」は、「ひっそりと暮らしたい」と、無一文のような状態で川べりの古いアパート“ハイツムコリッタ”に引っ越してきた孤独な男・山田(松山ケンイチ)を描いた作品。ずうずうしいほど距離感が近い隣の部屋の島田(ムロツヨシ)、夫に先立たれた大家の南(満島ひかり)、墓石の販売員の溝口(吉岡秀隆)といったさまざまな事情を抱えた住人たちと出会い、山田の心は少しずつほぐされていく。荻上直子が監督を務め、オリジナル脚本も手がけた。

【作品情報】
川っぺりムコリッタ
2022年9月16日(金)全国ロードショー
配給:KADOKAWA
© 2021「川っぺりムコリッタ」製作委員会

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