台風と前線の危険な組み合わせ

猛烈な台風11号は、次第に動きが遅くなり、2日(金)午前中にかけて沖縄の南でほとんど停滞した後、2日午後から北上を始め、3日(土)夜には先島諸島へかなり接近する見込みです。その後、台風は東シナ海を北上し、6日(火)には九州へ接近するおそれがあります。
また、前線が西日本~東日本へのびており、3日にかけて停滞する見込みです。前線に向かって、太平洋高気圧の縁を回って、暖かく湿った空気が流れ込み、西日本~東日本を中心に大気の状態が非常に不安定となり、雷雨となって激しく降る所もある見込みです。
「台風と前線」という危険な組み合わせです。各地とも厳重な警戒が必要です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:2日午前9時の予想天気図。

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