沖縄県議補選がきょう告示 那覇・南部離島区 4氏が出馬へ

 県議会議員補欠選挙(那覇市・南部離島区、欠員1)が2日、告示される。県知事選と同日の11日に投開票される。1日までに4氏が出馬を表明する混戦模様。玉城デニー県政の下、県議会の与野党構成が拮抗(きっこう)する中、補選の結果は次期知事の県政運営に影響を与える。

 補選は那覇市長選への出馬を表明する翁長雄治氏の県議辞職に伴い実施される。翁長氏辞職後の県議会構成は、議長を除いて玉城県政与党23、野党・中立23と並ぶ。

 与党側からは前那覇市議の上原快佐氏(42)が無所属で出馬する。野党の自民は公認候補として自営業の下地ななえ氏(42)を擁立した。上原氏、下地氏はそれぞれ知事選に出馬する玉城氏、佐喜真淳氏とのセット戦術を展開する。

 参政党公認で前那覇市議の仲松寛氏(59)が出馬するほか、NPO法人代表の糸数未希氏(49)も立候補する。仲松氏、糸数氏はいずれの知事選候補とも距離を置いた中立の立場を取るとしている。 (大嶺雅俊)

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