「一戦一戦を全力で」富士通、川崎市長に決意 アメフットXリーグで連覇誓う

福田市長(右から2人目)を訪れ、健闘を誓った趙キャプテン(右端)ら=川崎市役所

 川崎市中原区を練習拠点とするアメリカンフットボールの「富士通フロンティアーズ」が8月30日、Xリーグ秋季シーズン開幕を前に市役所に福田紀彦市長を訪ね、連覇を誓った。9月10日、富士通スタジアム川崎(同市川崎区)で初戦を迎える。

 フロンティアーズは日本選手権のライスボウルで6回の優勝を誇る。今年1月に東京ドームでパナソニックと対戦し、24対18で2年ぶりに王座を奪還した。

 趙翔来キャプテンは、今年のチームのスローガン「OVER」に触れ、「日本一になったチームを超えていこうと思いを込めた。若いチームに生まれ変わろうとしており、開幕戦でその姿をお見せできると思う」と力強く語った。

 高木翼選手は「2連覇が懸かるシーズンとなるが、新たなチャレンジ。必ず日本一になれるよう、一戦一戦を全力で挑んでいきたい」と決意を述べた。

 福田市長は1月の試合を振り返り、「趙キャプテンのリーダーシップが光っていた。高木さんは日本のアメフト界を変えていく存在。市民に勇気と感動を与えていただきたい」と激励した。

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