真柄十郎左衛門の大太刀を再現、鋼作りから クラウドファンディング開始

炉で熱せられる鋼=福井県越前市余川町のタケフナイフビレッジ

 越前打刃物の産地、福井県越前市で古来の製鉄法「たたら製鉄」を研究するグループが、越前朝倉氏に仕えた怪力の武将、真柄十郎左衛門の大太刀を再現するプロジェクトに挑んでいる。材料の鋼作りから大太刀完成までのプロセスを通じ、越前打刃物のさらなる飛躍を目指す。グループ「鍛人」(かぬち)代表の弥氏良寬さんは9月1日、クラウドファンディングのレディーフォーで資金100万円の寄付募集を開始した。

▽実行者:弥氏良寬さん ▽目標金額:100万円 ▽締め切り:10月29日 ▽ギフト:5千円から25万円まで5種類

 このプロジェクトは福井県による2022年度の「ふるさと納税による新事業創出支援事業」の認定案件で、福井新聞社と福井銀行も協力している。寄付額のうち2千円を除く金額が税控除の対象となるため、自己負担2千円でプロジェクトの後押しができる(所得に応じて控除額に上限あり)。

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