“アステカの神”降臨!メキシコ代表、「新エンブレム」の2022カタールW杯ユニフォームを発表

8月29日に発表されたメキシコ代表の2022新アウェイユニフォーム。

ここでは、7月にリリース済みとなっていた新ホームユニフォームと併せて、カタール・ワールドカップで使われる2つのユニフォームをご紹介したい。キットサプライヤーはadidasで継続となる。

Mexico 2022 adidas Home

カタールW杯モデルとなる2022新ホームユニフォーム。過去4年のホームキットはブラックやブラック&ピンクを基調としたデザインだったが、今回は2018年モデル以来となるグリーンの復活となった。メキシコのユニといえば、やはりこの色である。

前面に描く独特の模様は、アステカ文明で崇拝された文化神・農耕神とされる「ケツァルコアトル」をデザインに採用。アウェイユニではこのケツァルコアトルを、さらに大胆に描いている。

2022新ユニフォームで最大の注目ポイントはエンブレムデザインの変更。鷲をコンセプトとした点は以前と同じだが、絵柄はだいぶシンプル。近年多い既存のエンブレムのアイコン化ではなく、完全な新作が登場した。

パンツはホワイト、ソックスはレッドを採用。上から「緑-白-赤」のメキシコ国旗色がホームの基本スタイルになる。

Mexico 2022 adidas Away

8月29日に発表された新アウェイユニフォームは、ちょっとした衝撃デザインが登場。ベージュにも見えるオフホワイト(adidasの色名はワンダーホワイト)を基調に、バーガンディでケツァルコアトルを描く。

正体は“羽毛のある蛇”とも言われるケツァルコアトルは、最高神とも呼ばれるほどにアステカ文明において重要な存在だったという。そんな国の歴史や文化に密接するデザインのユニフォームで、メキシコはカタールW杯に臨む。

パンツはダークグリーン、ソックスはオフホワイトをそれぞれ基調としたデザイン。

この神々しい新アウェイユニフォームは8月31日、メキシコのホームゲームとしてアトランタ(アメリカ)で行われたパラグアイ戦で初使用。試合は残念ながら0-1で敗れている。

今回発表されたパンツの色はホームキットがホワイトでアウェイキットはダークグリーンだが、チェンジ用としてホームにグリーン、アウェイにオフホワイトが新たに登場する可能性もあるという。また、別のホームキットのビジュアルイメージにはグリーンのソックスも写されている。

ワールドカップは8大会連続18回目の出場となるメキシコ。カタール大会ではグループCに所属し、アルゼンチン、サウジアラビア、ポーランドと対戦する。

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