井原市長選 4日投開票 現職と新人一騎打ち

(左から届け出順に)大舌勲氏、高田正弘氏

 任期満了に伴う井原市長選は4日、投開票される。再選を目指す現職の大舌勲氏(63)、新人で元市議会議長の高田正弘氏(75)の無所属2人が一騎打ちを繰り広げている。

 井原市は2005年に旧芳井、美星両町との合併で発足。人口減少に歯止めがかからず、移住・定住の促進や子育て支援の在り方が問われている。大舌市政の1期目の評価に加え、中心市街地のにぎわい創出や産業の活性化策なども争点となっている。政党は自民、公明両党が大舌氏を推薦している。

 大舌氏は企業誘致の継続や若者にUターンを促す「ひとづくり」などを掲げ「幸せが実感できるまちをつくる」と主張。高田氏は会社経営の実績を基に「民間の経営手腕で井原市を元気にする」と訴え、子育て世帯の支援などを強調する。

 投票は4日午前7時~午後6時、市内41カ所で行われ、同7時半から市芳井生涯学習センター(同市芳井町吉井)で開票される。

 有権者数(1日現在)は3万3135人(男1万5817人、女1万7318人)。

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