「台風11号」長崎に最接近 6日未明から 5日夕、五島など強風域

 台風11号は6日未明から明け方にかけて、非常に強い勢力で長崎県に最接近する可能性があり、長崎地方気象台は暴風や大雨などへの警戒を呼びかけている。
 気象台によると、長崎北部と五島は5日夕方から強風域に入る見込み。五島は6日未明に、長崎南部、北部、壱岐、対馬は同日明け方に最接近するとみられる。屋外での行動が極めて危険な暴風が予想され、5日から6日にかけて、うねりを伴う高波や高潮への警戒を促している。
 気象台は2日、下対馬に大雨警報を発表。前線や湿った空気の影響で局地的に激しい雨が降り、今後、さらに大雨が降る恐れがある。土砂災害や低い土地の浸水などに注意を呼びかけている。
 一方、佐世保など複数の市町教委は5日から6日にかけて臨時休校を決定。東彼川棚、波佐見両町選管は6日告示の両町長選などのポスター掲示板を撤去し、台風通過後に再設置する。


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