中上貴晶「セットアップの違う2台のマシンにトライしてパフォーマンスを改善することができた」/MotoGP第14戦サンマリノGP初日

 9月2日、2022年MotoGP第14戦サンマリノGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合16番手で終えた。

 初日の午前は雲が多い天候となったが、気温22度、路面温度25度のドライコンディションでスタートした。フリー走行1回目は、フロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤを履き、2度のピットインを行うも、最後までタイヤを変えることなく周回を重ねた。セッション中、計19周をこなして、1分33秒314を記録して15番手となった。

 午後からは青空が広がり、気温27度、路面温度43度とともに上昇した。この日セッティングに苦しんでいた中上は、フリー走行2回目で、2台のマシンを異なるセッティングにして方向性を見極めていた。セッション中、様々なタイヤを組み合わせながら計21周回をし、ラストアタックで1分32秒566をマークし、トップから1.049秒差の16番手で終えた。

 チームのホームレースともなるミサノは、Moto2クラスの時代に2013年に2位、2015年と2016年に3位と3度の表彰台に立っており、中上が得意とするサーキットである。2日目はQ2進出を目指し、予選ではさらに上位を狙う意気込みだ。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:15番手/FP2:16番手)
「今日は少し厳しい走行となりました。そのためFP2では少しセットアップの違う2台のマシンにトライしてパフォーマンスを改善することができました。2日目に向けて重要なデータをいくつか収集することができました」

「これからマシンのバランスの細かい部分を改善できるようにがんばります。明日のFP3ではいいラップタイムを刻めるようにがんばります。そしてQ2へ向けて準備を進められることを願っています。サンマリノGPの2日目がとても楽しみです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第14戦サンマリノGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第14戦サンマリノGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第14戦サンマリノGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第14戦サンマリノGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第14戦サンマリノGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第14戦サンマリノGP

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