四季折々の中に生きる動物や植物を描き、明治から昭和に活躍した絵師小原古邨(おはら・こそん)の展覧会が、9月3日、静岡県三島市の佐野美術館で始まりました。
これは、蓮の花が咲き始めた初夏に雀が茎にとまり、葉っぱから夜露が落ちる様子を木版画で描いた作品です。
9月3日から三島市の佐野美術館で開かれている小原古邨の展覧会には、木版の花鳥画を中心におよそ100点の作品が展示されています。
この作品では、狐が楽しそうに踊る様子を表情豊かに表現しています。
<佐野美術館学芸員>「花や鳥をよく観察していて、その中に日本の四季がおりこまれていて、いまの日本人こそ見ていただきたい」
小原古邨の展覧会は、三島市の佐野美術館で10月23日まで開かれています。