井原市長選 2候補が最後の訴え 4日投票、現市政への評価争点

(左から届け出順に)大舌勲氏、高田正弘氏

 任期満了に伴う井原市長選は3日、舌戦最終日を迎え、再選を目指す現職の大舌勲氏(63)と新人で元市議会議長の高田正弘氏(75)の無所属2人が最後の訴えに声を振り絞った。投票は4日午前7時~午後6時に市内41カ所で行われ、即日開票される。

 現市政への評価を争点に、歯止めのかからない人口減少や少子化への対応などを巡り論戦を展開してきた。政党は自民、公明両党が大舌氏を推薦している。

 大舌氏は企業誘致の実績をアピールし、若者にUターンを促す「ひとづくり」の充実などを主張。高田氏は市政刷新を強調し、子育て世帯への家計支援や中心市街地のにぎわい創出を訴える。

 開票は午後7時半から市芳井生涯学習センター(同市芳井町吉井)で行われる。1日現在の有権者数は3万3135人(男1万5817人、女1万7318人)。

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