新型コロナ終息 ピアノ演奏で祈る 岡山・宗忠神社で祈願祭

コロナ禍の終息を祈りながら音色に耳を傾ける参拝者ら

 岡山市北区上中野の宗忠神社で3日、ピアノ演奏による新型コロナウイルスの感染終息祈願祭が開かれた。参拝者ら約130人が美しい調べに耳を傾け、一日も早く日常が戻ることを祈った。

 黒住忠親宮司が神事で祝詞を奏上し、終息を祈願。黒住教の教祖・黒住宗忠の子孫に当たるピアニスト中本優衣さんが、ベートーベンやシューベルトなどのクラシック4曲を奏でた。

 参拝者らは、情感あふれる音色にうっとり。主婦の女性(71)=岡山市=は「素晴らしい演奏に感激した。コロナ禍が収まり、感染を恐れなくていい生活が戻ってほしい」と話した。

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