比企一族にヒマワリを…関係者らが「献花式」 東松山で大河ドラマ展開催 「タイガ(ー)」張り子展示も

大河ドラマ展の会場で献花する関係者=2日、埼玉県東松山市農林公園研修室

 埼玉県東松山市大谷の東松山市農林公園研修室で「大河ドラマ展」が開かれている。

 現在、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放映されている。大谷地区は、13人の一人、比企能員や比企の尼ら比企氏ゆかりの地。「少しでも地域の活性化につながれば」と同公園と地元の須加一昭さんらが企画したイベント。

 メインは、かつて放映された大河ドラマのガイドブックの展示。1979年に放映され源頼朝を主人公にした「草燃える」など、40冊の本が展示され、訪れた人たちが懐かしそうに見入っていた。

 このほか「大河」のダジャレで「タイガ(ー)」にちなみ虎の張り子、人形、置物など大小計約300点を展示。中には高校の文化祭で使われた全長3メートルの虎も。

 2日には関係者が“献花式”も行った。1203(建仁3)年9月2日は、北条時政の謀略で、比企能員ら比企一族が滅ぼされた日で、会場にヒマワリの花を供えた。

 同展は11日までの午前10時~午後4時(最終日は1時)。

 問い合わせは、東松山市農林公園(電話0493.39.0150)。

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