安倍氏国葬 神奈川県黒岩知事は「参列したい」「大変偉大な指導者」「首相の判断は適切」

黒岩祐治知事(資料写真)

 安倍晋三元首相の国葬を巡り、黒岩祐治知事は5日の定例会見で「政府から案内は届いていないが、公務の都合がつけば参列したい」と述べた。

 国葬の実施には世論の反発も強いが、知事は「安倍元首相は(首相在任期間が)歴代最長で大変偉大な指導者だった」とし、「岸田文雄首相が国葬で見送ることを決めた判断は適切と思う」との見解を示した。一方、国葬の実施に関して「たくさんの疑問があることは理解する。(安倍元首相の)国葬が終わったら、しっかり議論してルールを作るのが望ましい」と述べた。

 県施設での弔意の在り方などについては結論が出ていないとし、「(庁内で)しっかり議論していきたい」とした。

 川崎市の福田紀彦市長は5日の定例会見で、「出席したいと考えている」とし、参列する意向を示した。国の案内状がまだ届いていないといい、福田市長は「形式などが分からないので、案内を見て最終的に判断したい」とも述べた。

 一方、相模原市の本村賢太郎市長は欠席の意向を示している。市秘書課によると、5日の時点で案内状は届いていないが、国葬予定の27日は市議会本会議の一般質問が予定されていることから「市長は国葬は欠席する予定」とした。

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