「100種類100円パンの店」きょうから価格改定 企業努力で20年超維持も燃料や小麦高騰が直撃

2022年1月にオープンしたブーランジェベーグ東松山店(アクア提供)

 「100円パンの店」として、埼玉を中心にベーカリーチェーン「ブーランジェベーグ」を展開するアクア(本社・埼玉県さいたま市南区神明、德永奈美社長)は6日から全店舗で商品価格を改定する。

 燃料費や小麦価格などの大幅な値上がりに直面し、秋にも再び国の売り渡し価格の値上げが予測されており、現行価格による商品提供が困難になり、値上げすることになった。商品により異なるが、100円(税別)ベースのパンが2割程度値上がりする(一部据え置き商品もあり)。

 同社は二十数年にわたって、材料の調達や製造工程の見直しなどで値上げせずに、「100種類100円パン」のコンセプトを維持してきたが、今後は価格の縛りを外し、バラエティーと価値に富んだ商品開発を目指すとしている。

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