高さ16cmのド迫力!大阪・昭和町で味わうべき、超粗挽きパティのハンバーガー

旅人へひとこと

昭和に生まれた昭和町は、今、レトロな長屋を再生して成長中です

全国様々な地域にある「昭和町」の名前。

大阪の昭和町は、阿倍野区、あの「あべのハルカス」の南東にあるある町です。

昭和4年に土地の区画整理が行われたことで名前が付けられ、その後、地下鉄御堂筋線の駅も誕生しています。

名前の通り、昭和の町です。昔ながらの商店街などが残り、観光場所というよりは生活の場所として息づく下町です。

周囲には聖徳太子が大蛇退治をしたという伝説の残る『桃ヶ池公園』があります。なんでも、その大蛇と格闘した時の池の深さが股(もも)まであったとか。

園内にある『股ヶ池明神』は、蛇霊を祀るだけでなく、神仏習合で弘法大師、不動明王、地蔵菩薩、聖徳太子も祀られています。

今では、蓮の名所でもあり、コロナ禍前はこの池でレンコン掘りのイベントが行われたりもしていました。
コケモモや桜の木も植えられており、春には人が集まります。

桃ヶ池公園

〒545-0012 大阪府大阪市阿倍野区桃ケ池町1丁目6

登録有形文化財の長屋から広がる昭和町の可能性

大阪メトロ・昭和町駅からすぐの所に、昭和7年に建てられた4軒長屋『寺西家阿倍野長屋』があります。

2003年に日本ではじめて長屋として国登録有形文化財に指定された建物で、改修された今では4件とも飲食店などテナントが入り利用されています。

この長屋のある場所は昭和町ではありませんが、この長屋が再生されたことで、昭和町の可能性が広がりました。

寺西家阿倍野長屋

〒545-0021 大阪府大阪市阿倍野区阪南町1丁目50−25

昭和町やその周辺は戦前からの長屋がいくつも残っており、その長屋をリノベーションしてカフェや雑貨店などとして活用しているケースが増えています。

決して作られたレトロではなく、町中に残された建物を使いたい人が少しずつ利用している感じが好印象です。

そしてそういった町に新しいお店が混ざってきて、入り交じった町の色が少しずつ広がっています。

こうやって古い長屋などが再生され、そうして次の新しい町の顔ができてくると町が元気になってきます。昭和町もそういう町になっていけばいいなぁと思います。

町をウロウロとしていたらお腹が空いてきたので、おすすめのカフェ……ではなく、私が大阪で一番おすすめするハンバーガー店『BACK HOME meal & bake』へ。

小さな店内で、ハンバーガーと焼き菓子などを販売しています。

オーナー一人のお店なので、注文してから調理開始。ファストフードのハンバーガー店とは異なり提供までにちょっと時間がかかります。

が、待つだけの甲斐はあるハンバーガーがいただけます。

超粗挽きのパティの荒々しさが魅力のベーコンチーズバーガー

高さ16cmに達するボリューム満点の『ベーコンチーズバーガー』(1,450円)肉をそのまま食べている?と思ってしまうほどの超粗挽きのパティ、炭火で焼いたベーコンの香り、荒々しさが魅力のグルメバーガーです。

注文したハンバーガーはパティやベーコンがのった下半分と、レタスやトマト、オニオン、ピクルスがのった上半分が分けて提供されます。

お皿の上には、ポテトと小さなサラダも付いています。

手作りのケチャップと、イエローマスタードを好きなだけかけて、テーブルに用意されたバーガー袋にセットしたらかぶりつきます。
ゴロッとした肉感の強いパティに、炭火で焼き上げた大きく厚く、そして少し焼きむらのある香りが強いベーコン、新鮮な野菜をゴマがたっぷりの自家製のパンズががっちりと受け止めます。
アンバランスに尖ったクセのあるベーコンチーズバーガーなんですが、これだけ「食べたぞぉ!」という満足感を得られるハンバーガーはなかなかありません。大阪には他にも美味しいハンバーガーをだすお店はありますが、ここのハンバーガーはぜひ一度味わってもらいたいなぁと思うお店です。昭和町にお越しの際はぜひお試しを。

■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!ブログ:https://utatane.asia/Instagram:https://www.instagram.com/gar_osaka/

BACK HOME meal & bake

〒545-0011 大阪府大阪市阿倍野区昭和町2丁目3−13

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ライター:があ

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