「議会の品位にかかわる」 下野市議の「LGBT」関連発言に議長注意 議会事務局に批判も

石川信夫氏

 6月の栃木県下野市議会一般質問で石川信夫(いしかわのぶお)市議のLGBTなど性的少数者に関する発言を受け、石田陽一(いしだよういち)議長は5日、石川市議に「内容は議会の品位にかかわるもので、気を付けて発言するように」と注意した。石田議長によると、石川市議は「気を付けます」と述べた。

 市議会は同日、議会運営委員会を開き、石川市議の発言について協議した。同委員からは「誤解を招く表現は慎重に」などの意見が出されたという。

 市議会事務局によると、石川市議の発言に対し同日午後5時時点で、メール13件と電話10件があり、多くが「発言がおかしい」などの内容だった。

 石川市議は一般質問で、LGBTなど性的少数者に関して「できたら静かに隠して生きていただきたい。その方が美しいし、社会に混乱が起きないと思う」などと発言した。

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