任期満了に伴う東彼波佐見町長選と欠員に伴う同町議補選（被選挙数2）が6日、告示された。町長選にはいずれも無所属新人の前町議、藤川法男氏（64）、前副町長、前川芳徳氏（64）、前町議、今井泰照氏（60）が立候補し、60年ぶりに三つどもえの選挙戦となった。
各候補は同日、長崎新聞の取材に応じた。
藤川候補は「子育て、高齢者支援などの身近な政策と、地域間格差の是正などまちの将来像、両輪で支持を訴える。新しい波佐見をつくりたい」と述べた。
前川候補は「元気で勢いのある波佐見を継続。時代にあわせ変革し未来に向け進化させる」と強調。子育て、高齢者福祉の拡充、産業振興などを公約に据える。
今井候補は「皆さんの声を生かす政治」をスローガンに奨学金返還助成の業種拡大、高齢者タクシー券の対象拡大、人口減地域への交付金増額などを掲げる。
町議補選にいずれも無所属新人の会社員、濵本秋人氏（70）、元町職員の前田博司氏（61）のほかは立候補の届け出がなく、両候補の無投票当選が決まった。
町長選は11日午前7時から午後6時まで町内6カ所で投票が行われ、同7時から町総合文化会館で即日開票される。
有権者数は1万1925人（男5551、女6374）＝5日現在、町選管調べ＝。
