地域資源活用し健康増進 串間でワークショップ開始

 串間市は1日、市が進める「100歳健康増進運動事業」で、地域資源を活用した健康増進プログラムを考えるワークショップを始めた。市民団体の代表ら15人が、意見を出し合った=写真。
 同事業は、市民の健康意識向上や市外からの誘客が目的。ワークショップでは地域活性化支援に取り組むコンサルタント「さとゆめ」(東京都)が講師として招かれ、長野県や山形県での先進事例を紹介。その後、参加者は3、4人の班ごとに市内で活用できそうな施設や自然、足りない物を挙げ、「森林セラピーと温泉入浴を組み合わせられそう」「レンタサイクルが実現できないか」と発表し合った。
 参加した串間エコツーリズム推進協議会事務局長の諏訪園達夫さん(62)=同市北方=は「魅力や課題を再発見できた。地域資源を生かした活動ができあがるといい」と話していた。
 ワークショップは10月まで全3回行い、市は意見を参考に来年度以降に実装するプログラムを検討する。

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