昨季CLで「最速スピード」を叩き出した5人の神足、誰か分かる?

2022-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグがついに開幕した。

ここでは、昨シーズンのCLで最も速いスピードを叩き出した選手を見てみよう。

5位 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー)

時速36.2km

24歳のウルグアイ代表MF。

若くしてレアルに引き抜かれたが、アーセナル時代のアーセン・ヴェンゲル監督が獲得を熱望していた元神童でもある。

フィジカルにも優れた選手としてレアルで貴重な存在になっており、リーガのスピードランキングでも常に上位に入ってきた。

デポル時代の同僚であるギリェルミは、「彼は非常に速いし、上背もあり(182cm)、ストライドが非常に広い。まるで浮いているようさ。彼は小柄で足の回転が速いタイプではない。ストライドが広く、ボールを持っているとさらに速く見える」と話している。

4位 アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン)

時速36.3km

21歳のカナダ代表DF。

リベリア人の両親のもと、ガーナの難民キャンプで生まれ、カナダで育った。

工藤壮人ともプレーしたMLSバンクーバー・ホワイトキャップスではウィンガーだったが、バイエルンでサイドバックにコンバートされた。

そのスピードはブンデス最強レベルにあり、今季もウニオン・ベルリンFWシェラルド・ベッカーと並んで最速を記録している(35.97km)。

この冬にはカナダ代表の一員として自身初のワールドカップに出場する予定だ。

3位 ラファ・シウヴァ(ベンフィカ)

時速36.4km

29歳のポルトガル代表アタッカー。

小柄ながらブラガ時代にはアザール級と評されたほどのドリブルスキルを持つ。俊敏性を生かした突破力だけでなく、キック精度も併せ持つ。

20歳で代表にデビューすると、2014年W杯のメンバー入りを果たすも出場機会はなし。最近は代表から遠ざかりつつあるが、W杯までに代表復帰はなるだろうか。

2位 ダルウィン・ヌニェス(ベンフィカ⇒リヴァプール)

時速36.5km

23歳のウルグアイ代表FW。今夏、リヴァプールが100億円を超える移籍金でベンフィカから獲得した。

昨季のCLでリヴァプールからゴールを奪うと、あのフィルヒル・ファンダイクが「ハーランドに似ていて、非常にダイレクトで速くて高くて強い」と舌を巻いた。

187cmの長身ながら、今季のプレミアリーグ第1節でも最速トップスピードを叩き出してる。

ベンフィカではウィングとしてもプレーしており、当時のジョルジュ・ジェズス監督も「まだ若いが、決断力、実行力、フィニッシュ、スピードがある」と褒めちぎっていた。

1位 キリアン・エムバペ(PSG)

時速36.7km

23歳のフランス代表FW。サッカー界が誇る最強のスピードスターだ。

無慈悲なまでの速さと決定力を併せ持っており、2019年には時速38キロを叩き出した。

これはウサイン・ボルトが2009年に人類史上最速となる100メートル記録(9.58秒)を出した時の平均速度37.58キロを上回る(ただし、ボルトの自己最速速度は44.72kmh)。

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エムバペ本人はこんな話もしている。

「相手のDFラインに到達した時、自分は時速37~38.5キロほどある。26キロの選手とは違う。

そのスピードをもっとうまくコントロールするため、ゴールに近づくときに少し減速することを学ぶ必要があった。

練習では決して打ってはいけないエリア外にいってしまっていた。GKと近づきすぎると角度が狭くなってしまうからね。

スピードを管理することを学んでいるところさ。例えば、ゴールにアプローチする時にスピードを38キロから通常のDFの最高速度である33キロに切り替えたりね。

減速をすることで出来るだけ正確にフィニッシュし、衝突を避けることができるはず」

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