立憲民主党が新体制発足!顔ぶれは?各党の反応は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

本記事は9月7日配信の動画の内容を基に構成しています。

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2022年9月7日に公開された動画のテーマは……立憲民主党 新体制へ!

ゲストにライターの平河エリ氏をお招きし、立憲民主党の新しい執行部人事の顔ぶれと評価について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・立憲民主党は9月26日に両院議員総会で新執行部の人事を承認。ベテラン揃いの旧民主党を思わせる布陣に
・立憲民主党の新人事に共産党は歓迎ムード。維新の会からは「どう見ても岡田代表」と厳しいコメント
・新国対委員長の安住氏はさっそく活動を本格化。閉会中審査をめぐっては自民党に先制パンチか

立憲民主党 新体制の顔ぶれ

岡田氏、安住氏、長妻氏は旧民主党政権で閣僚を務めています。さらに岡田氏は4回目の幹事長、安住氏も国対委員長を務めるのは旧民主党政権時代を含めて5回目というベテランを揃えた布陣となりました。

この立憲民主党の新体制の顔ぶれについて平河氏、MC鈴木は揃って「旧民主党感がある顔ぶれ」とコメント。

今回の人事における泉代表の意図について平河氏は「党内で顔が利く重鎮の岡田氏を幹事長にすることで泉・西村体制でうまくいかなかったところを変えていくという判断をしたのでは」と分析しました。

平河氏「西村さんは党内に強い基盤があるとは言えない。幹事長というよりは政策や党外への発信に強いタイプで、幹事長としては軽量級という批判があったのは事実」

また、5回目の国対委員長を務める安住氏について、平河氏は「閉会中審査にあたって自民党の国対委員長を飛ばして官房長官と取り決めた」「維新との取り決めも進めていた」というエピソードを紹介し、「各党とのパイプが高く評価されたのでは」と解説。

一方、旧体制で国対委員長を務めた馬淵氏について「国対委員長として機能していなかったということもある」とコメントしました。

ここで話は国対委員長という役職の難しさに。

平河氏「国対委員長は各党との交渉が必要になるし、その内容を党内で通す力もないとできないポジション」「民主党は伝統的に国対委員長が強い政党ということもあり、ある程度重量級で国対が分かっていないと厳しいという判断だったんだろうと思います」

MC鈴木「安住さんは適任だということですね」

平河氏によると、安住氏は衆院議員ながら参議院にも影響力をもつ人物とのこと。安住氏が国対委員長に就くことで「衆参が一体になる」とする一方、旧体制では「参議院と衆議院が連動できていなかった」と解説。その反省もあっての人事と言えそうです。

また、MC鈴木が「ちなみに、代表代行って何をやる人ですかね?」と切り出すと、平河氏は「これは不思議ですよね」と返答。実権としては幹事長のほうが上だけれども、格としては代表代行のほうが上なので、「格をつけておかないとまずいけど、どこに置くか難しい人が入る」というポジションではないかと分析しました。

野党・連合の反応

立憲民主党の新体制発足を受けて、連合会長の芳野氏は野党共闘に懸念ありとの反応を示しています。民主党時代に岡田氏が野党共闘を進めようとしていたことが背景にあるようです。

また、歓迎ムードの共産党に対し日本維新の会の松井氏は「どう見ても岡田代表だ」とかなり強烈なコメントを残しています。松井氏のコメントに対して平河氏は「維新はどんな人事でも厳しい評価をするところがあるので」と失笑気味にコメントしました。

立憲は対決型に転換か 与党の反応は

国対委員長に就任した安住氏は29日に与野党幹部と相次いで会談し、活動を本格化。それに対し与党は立憲が政権への追及を強めるとみて警戒しているとのことです。

MC鈴木「(立憲の方針転換について)与党は嫌ですよね。しかも今回はネタがいっぱいあるじゃないですか」

また、今回閉会中審査の実施について安住氏が自民党の国対委員長を飛び越えて官房長官と取り決めを進めた件についてMC鈴木は「(安住氏が)就任していきなり飛び越えたというのはメッセージとして強烈」とコメント。

安住氏は「野党は政府に恐れられる存在でなければだめだ」とコメントしており、立憲民主党の今後の動向が気になるところです。

動画本編はこちら!

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