名バッテリーがメジャータイ記録 モリーナ2発もチームは敗れる

【ナショナルズ11-6カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスはアダム・ウェインライトとヤディアー・モリーナの名バッテリーが「通算324試合で先発バッテリーを組む」というメジャータイ記録を樹立。しかし、リリーフ陣の大量失点もあり、ナショナルズに6対11で敗れた。ナショナルズ2番手のメイソン・トンプソンが1回2/3をパーフェクトに抑える好リリーフで今季初勝利(0敗)をマーク。カージナルス2番手のアンドレ・パランテに5敗目(6勝)が記録された。

初回にポール・ゴールドシュミットのタイムリーで先制したカージナルスは、同点に追いつかれた直後の2回裏にモリーナが3号勝ち越し2ラン。モリーナはウェインライトが逆転を許した直後の4回裏にも4号同点ソロを放ち、長年バッテリーを組んできた「相棒」を強烈に援護した。ところが、ウェインライトが5回9安打4失点で降板すると、2番手のパランテが1失点、3番手のジョーダン・ヒックスが2失点、5番手のジェームス・ネイリーが4失点。9回裏にコリー・ディッカーソンのタイムリーで2点を返したが、6対11で敗れた。

ウェインライトとモリーナは記念の試合を勝利で飾ることはできなかったものの、タイガースのミッキー・ロリッチとビル・フリーハンに並ぶ「通算324試合で先発バッテリーを組む」というメジャータイ記録を樹立。ウェインライトは日本時間9月15日のブリュワーズ戦で先発予定となっており、この試合で「通算325試合」のメジャー新記録が誕生する。選手の入れ替わりが激しい現在のメジャーリーグにおいて、この名バッテリーの快挙は「二度と破られない記録」と言われている。

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