「長崎半島クルーズ」で野母崎散策へ行こう 商品化目指し25日から試行運航

船上から軍艦島を眺める参加者=長崎市

 長崎市南部地区の商工会などでつくる長崎半島活性化協議会は25日から6回、長崎港から野母漁港までの船旅と同市野母崎地区の散策が楽しめる「長崎半島クルーズ」を運航する。
 観光客に長崎のもざき恐竜パーク(野母町)や新鮮な海の幸など長崎半島の魅力を発見してもらおうと企画。来年度以降、旅行商品化を目指し、試行的に運航することにした。

ティラノサウルスの全身骨格標本レプリカなど展示物を見学する参加者=長崎市恐竜博物館

 8日、旅行関係者など向けのモニターツアーがあり、22人が参加。長崎港を出発した後、伊王島や軍艦島周辺を巡り、約1時間で野母漁港に到着した。参加者は貸し出し自転車やバス、徒歩などで市恐竜博物館を訪れたり、昼食を味わったりした後、船で長崎港に戻った。
 同協議会メンバーで、長崎のもざき恐竜パークの安達考紀所長(42)は「市街地から野母崎地区への移動が課題だが、クルーズは長崎半島だけでなく、訪れるまでの航路も楽しめる」と話した。参加したHIS長崎駐在の白水可奈子さん(27)は「船内で軍艦島や恐竜博物館についてガイドから貴重な話を聞けた。船に乗り、アトラクション的な感覚で子どもも楽しめると思う」と語った。
 運航日は9月25日、10月15、16、26日、11月11日、12月6日。料金は大人4千円から。定員30人。各運航日の1週間前までに、長崎ダイヤモンドスタッフ旅行部(電095.828.7640)に電話で申し込む。


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