カンボジア教員ら体育授業視察 NPO招待で岡山・芳田中来訪

芳田中でバドミントンの授業を見学するカンボジアの教員ら

 カンボジアの体育教育の支援に力を入れているNPO法人「ハート・オブ・ゴールド」(岡山市北区西辛川)の招待で同国の教員ら11人が9日、岡山市立芳田中(同市南区当新田)で体育の授業を視察した。15日まで市内の3小中学校でも進め方を学び、現地の授業実践に生かす。

 体育館で2年生40人が臨んだバドミントンの授業を見学。サーブやショットといった技能の練習からミニゲームへ移行する授業の流れのほか、生徒や教員の動きをノートに書き込んだ。指導した教員には「学校に何人の体育教員が配置されているか」「授業を楽しんでもらう工夫は」などと質問もした。

 同国の授業はサッカーや陸上競技など屋外スポーツが中心といい、小学校教員(51)は「生徒が楽しむ様子が印象的だった。日本のスタイルを参考にして教えたい」と話した。

 同法人はこれまでも同国の教育関係者らを岡山市などに招いて研修を行っており、今回は現地の教員が初めて参加した。

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