人気歌手ハリー 俳優業は試行錯誤中!?「何をやっているかわからないのが面白い」

ミュージシャンで俳優のハリー・スタイルズ(42)は芝居をしている時、自分でも何をやっているのか把握していないという。新作スリラー映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』でフローレンス・ピュー演じる主人公アリスの夫ジャックを演じているが、俳優業は歌手業と違い居心地の良い空間の範疇(はんちゅう)を超えていると明かした。

オリヴィア・ワイルド監督による同新作は第79回ベネチア国際映画祭でアウト・オブ・コンペティション部門に選出、ハリーは同イベントで「音楽はずっとやってきたから、不安はないんだ。演じることは自分でも何をやっているのか分からないところが面白いと感じる」と語った。

一方、音楽と芝居は色々な意味で真逆だと感じるものの、両方のキャリアがもたらす面白さを大切に思ってもいるという。

「音楽を作ることはとても個人的なことなんだ。演じる時もそういう経験から引き出された側面は結構あるけれど、大部分においては知らない誰かを装っている。それが俳優業の一番面白い部分だと思う。歌うことと演じることは双方で助け合える。世界を違うレンズで覗く度に、どんな方向に進もうとも何かを作り出すことの役に立つ。俳優業と音楽は全然違うと感じるんだ。どちらも、面白い部分というのは自分でも何をやっているか分からない時だと思う」

「自分がやりたいことを仕事にできて自分がとてもラッキーだと感じているよ。俳優業も探求することが出来て、自分が本当に楽しめる二つのことが仕事だなんて、ラッキー以上だよ。将来に関しては、両方の世界を楽しんでやっているので、それぞれがどうやって影響していくのかこうご期待!」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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