「当たり前のことを当たり前に」“幼い命”どう守る?静岡県が通園バス運行の240施設などに状況調査ー園児置き去り事件から1週間

静岡県牧之原市のこども園での女児バス置き去り死亡事件から1週間。幼い命をどう守るのか。子どもを預かる園と行政側は新たな対策に乗り出しています。

静岡市駿河区の南八幡幼稚園で園長が打ち込んでいたのは、静岡県からのアンケートです。

<南八幡幼稚園 松本幸真園長>

「先週のバス事故を受けて県からバスを安全に運行しているかの調査、アンケートです」

静岡県は牧之原市での事件を受けて通園バスを運営する県内およそ240の保育施設などにバスの運行状況や安全確保に向けた具体的な取り組みを調査するべく、アンケートを実施しました。

<通園バスに乗り込む園児たち>

「全員乗りました」

こちらの幼稚園では通園バスの乗り降りの際、運転手と添乗員によるダブルチェックをしています。

<南八幡幼稚園 松本幸真園長>

「当たり前のことを当たり前にやっていくことが安全・安心につながる第一歩かなと感じます」

静岡県は今回のアンケートについて9月22日頃までに取りまとめ、回答をもとに現場での調査を改めて実施する方針です。

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