「安心して預けたい…」167人の今後不透明 転園相談も55件 こども園再開のメド立たずー静岡・園児バス置き去り事件から1週間

3歳女児のバス置き去り死亡事件から1週間。川崎幼稚園(静岡県牧之原市)の再開のメドは立っておらず、167人の園児は他の園での一時的な保育や自宅待機を余儀なくされています。また、牧之原市の窓口には転園に関する相談が55件寄せられています。

学校法人榛原学園が運営する保育園にかつて子どもを預けていた女性は保護者の心境を語ります。

<榛原学園運営の保育園に子どもを預けていた人>

「心配でとても預けられないという気持ちはわかる。困るどころじゃないですよね、子どもを預けるところがないのは預けるには安心して預けたいから」

認定子ども園・川崎幼稚園には、▽保育部に103人▽幼稚部に64人の合わせて167人の園児が在籍しています。保育部の78人は9月12日、牧之原市内3つの保育園に分かれ通園しました。牧之原市は14日から幼稚部に通う園児約40人の一時受け入れを市内の幼稚園で行うと発表しました。

一方で引き続き自宅待機を希望する保護者が多いほか、市の窓口には転園に関する相談が55件寄せられているということです。

<杉本基久雄牧之原市長>

「利用者の皆様には一日でも早く不安を無くすように学園側からではなく市からも直接お声をかけさせていただきたい」

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