岡山県は12日、新型コロナウイルス流行「第7波」で逼迫(ひっぱく)する発熱外来の負担軽減策として導入した自己検査・登録制度について、抗原検査キットの配送を13日午後5時から24時間態勢で受け付けると発表した。午前9時~午後5時としていたが、利便性の向上を図る。
制度は岡山市内のホテル一室に「検査キット配送・陽性者登録センター」を開設して8月31日、軽症者を対象にスタート。キットの配送は県ホームページにリンクする専用サイトから申し込む。陽性の場合はオンラインで報告し、センターの医師が確定診断する。
県によると、キットは今月11日までの12日間で595個の申し込みがあった。1日500個を用意しており、7日からは20代のみとしていた対象年齢を18~49歳に拡大している。ウェブのみで対応し、インターネットを利用できない人は発熱外来の利用を想定している。