ホテルエディット横濱、食料品寄付で宿泊代500円分還元

持参した食品をフロントスタッフに渡す利用者(ホテルエディット横濱提供)

 ホテルエディット横濱(横浜市中区)は12日、家庭などで余った食品を集め、必要としている人たちに届ける「フードドライブ」の取り組みに参加すると、宿泊代500円分を還元するプランを開始した。

 気軽に参加できる仕組みとし、活動への理解を深めてもらうと同時に、新型コロナウイルス禍で落ち込む宿泊者数の増加につなげるのが狙い。

 回収の対象は、缶詰やコメなど、賞味期限が2カ月以上あり、常温保存可能かつ未開封の食品。チェックイン時にホテルスタッフに預ける。食品はNPO法人フードバンク横浜を通じ、支援を待つ人へ送られるという。宿泊予約は、同ホテルのウェブサイトで受け付けている。

 両者は2021年7月、フードドライブの活動を開始。毎月第3土曜日に、ホテル共用部の一部を寄付品を集める会場として開放し、地域住民に協力を呼びかけてきた。

 担当者は「持続可能な開発目標(SDGs)や、地域貢献を目的に、われわれができることをやっていきたい」と話している。

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