台風13号発生 南海上には別の熱帯低気圧 3連休に西日本へ接近か

こちらは今夜(9/12(月)20:00)の衛星画像です。日本の南海上には、台風12号、13号、そして熱帯低気圧の雲のまとまりを確認できます。

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きょう午前、台風13号が日本のはるか南東の海上で発生しました。今月に発生した2個目の台風です。直接、日本への影響はなさそうです。

台風12号は、先島諸島付近で動きがゆっくりとなっていて、石垣島などでは瞬間的に40m/sを超える暴風が吹いています。12号はこのあと北上して、東シナ海または中国大陸を進む予想です。

そして場合によって、週末からの3連休の西日本に影響を与える可能性があるのが別の熱帯低気圧です。台風12号、13号の間の南海上にある雲のまとまりがそれにあたります。

他の2つの台風と比べると、まだ雲がばらけていて、今後すぐに台風まで発達するかは微妙です。気象庁は24時間以内に台風へと発達が予想される場合、熱帯低気圧についても進路予想を発表します。

ただ、現時点で気象庁は、この熱帯低気圧に関する進路予想を出していません。とはいえ、どこへ向かうのか気になる方も多いでしょう。

海外の予報機関の予想をみてみます。アメリカとヨーロッパの予想ともに、中国大陸沿岸に向かうラインは台風12号、その東側のラインが熱帯低気圧の予想です。

現状、進路予想にはまだかなりのブレ幅がありますが、ザックリとした傾向を捉えると、熱帯低気圧は徐々に北上して、今週末からの3連休(9/17~19)ころにかけて、西日本付近へと接近する可能性を示すデータが少なくありません。こうなるとそこまで発達しなかったとしても、西日本付近に暖かく湿った空気を運んでくるため、場合によっては3連休のころにまとまった雨を降らせる可能性があります。

現在の週間天気予報は、週末は特に西日本で予報が変わる可能性があります。今週は熱帯低気圧の動向にも注意しながら最新の気象情報をご確認ください。

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