神奈川県議会第3回定例会は12日、本会議を開き、自民党の新井絹世(横浜市磯子区)、立憲民主党・民権クラブの青山圭一(川崎市多摩区)の両氏が代表質問を行った。
新井氏は、1975年1月の開館から半世紀近くが経過した県立県民ホール(横浜市中区)の在り方について質問。黒岩祐治知事は「施設全般で老朽化が進み、バリアフリーへの対応でも県民の期待に応えられていない面がある。デジタル技術を活用した演出の多様化への対応も求められる」と課題を挙げた。
その上で「求められる機能や施設の整備・運営について、文化芸術に関わる各分野の専門家や事業者の意見を聴くとともに、県民や利用者へのアンケートを行い、より良い在り方を幅広く検討していく」と答弁した。