130億円でユナイテッド加入のアントニ 「スラム街育ちと麻薬売人」の話が壮絶

この夏にマンチェスター・ユナイテッドが130億円もの移籍金で獲得したブラジル代表FWアントニ。

サンパウロのスラム街で育ったという彼は『Sky Sports』の動画インタビューでこんな話をしていた。

「自分はファヴェーラ(スラム街)出身の地味な子だった。

サッカーをするためのスパイクもなかった。(家には)寝室がなく、ソファで寝ていたよ。

ファヴェーラのど真ん中で暮らしていたんだ。

家から20メートルほどのところには麻薬の売人がいてね。

日曜に試合を見ていると、家のなかに大麻の臭いが入ってくることもあった。

兄妹たちと泣きながら抱き合って、自分たちの人生を考える時もあった。

真夜中に水浸しになった家から水をくみ出すこともあったけれど、そこでは笑顔だったよ。

ユナイテッドが自分と契約したいとこだわってくれたことには感謝しているんだ」

壮絶な環境から這い上がってきた彼はユナイテッドに感謝の思いも抱いているそう。

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また、家族の絆も強いようだ。

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